今年の米作り・美山錦 稲刈り終了しました。

秋晴れのお天気の中稲刈りを行いました。
今年の酒米作りもこれで一区切りでございます。

 

好天に恵まれたつい先日、美山錦の刈り取りを行いました。
この時期に雨が続くと
なかなか田圃に入れないので気をもむわけですが
ちょうど良いタイミングで作業が出来ました。
刈り取りは今年もテヅカライスさんにお願いしました。
大型のコンバインで刈り取るので
2時間もあればあっという間に作業が終わります。

4月の半ばに種まきして
5月の半ばに田植えして
数か月手をかけて面倒見て来たわけですが
収穫はあっという間で
多少のあっけなさは感じますが(笑)。
それでも無事に収穫を迎えたという安堵感と満足感で
気分はまあまあ晴れやかになるのですよ。

さて、気になる収穫量。

刈り取りが終わると
すぐさま乾燥機に搬入。
それから籾を剥き、玄米と未熟米を選別する玄米調整を行います。
玄米調整が終わった時点での数量が
今年の収穫量になるわけです。

およそ30アールの田圃で
今年は1,920kgとなりました。
昨年が2,100kgだったので
若干の収量減ですね。

昨年は過去の記録でも相当多い年だったので
毎年の平均で考えるとそれほど悪い数字ではないです。
少ない時は1,700kg前後とかありましたので
その年の天候や諸々のちょっとした加減に左右されることを考えれば
まあまあ納得の範囲内としておきましょう。

それから気になるのが等級ですね。
これも毎年気を揉むトコです。

二等。

う~む・・・今年もか。
なかなか一等が取れないのが悩みの種ですが
やはり今回も壁は厚かったか。

食用のコシヒカリなどはこの地域でも一等が多く収穫されるんですが
うちの美山錦はなかなか一等が出ないんですよね。
作り方のせいなのか気候が合わないのか
なかなか難しいもんです。

標高や気候
あるいは土の質という事も
お米の性質との相性があると言われていますので
また勉強しなおして来年頑張りましょう。

あとは刈り取りが済んだ田圃の後始末をすれば
今年の酒米作り作業はすべておしまいになります。

酒造りまでは少し間がありますが
検査が済んだ酒米はこれから精米所を経て
美寿々酒造さんで仕込みの時を待つことになります。

さて
今は秋真っ盛りですが
今度は酒造りの季節がやって来ます。

 

またお願いします。