ホームページを開設しました。

皆さんはじめまして!
信州は塩尻市で酒屋を営んでいる坂野酒店と申します。
このたびHPを立ち上げることになりましたので、ちょくちょくご覧頂ければ幸いに存じます。 このページでは、私が取り組んでいる米作りと酒造りの日々を中心に、田舎での話題や独り言も時々交えつつ書き記して行きたいと思います!

『塩尻地米酒』なんだそりゃ?って思いますよね。 何を隠そう私が勝手に使ってる言葉なのですが、読んで字の如く「塩尻の(地元の)お米で(酒米で)造った日本酒」ということです。なんだ、簡単に言うと『地酒』じゃん(笑)。

一言で地酒と言っても、有名なブランド銘柄は全国でもなかなか入手できないもの・あくまで地産池消でその地域で愛されるもの・等々色々な解釈の仕方があると思うのですが、私の理想から言うと「らしさ」ということでしょうか。あくまで理想ですが。

造り手の顔や蔵の雰囲気、酒米が育った土地の風景や風の匂い、土の感触。
そのお酒を飲んだ時にそういうものがふっと感じられたらいいな・・・と、その土地らしさが味のひとつになればいいな・・・、と思うのです。とはいえ、素直に「旨いなぁ~」が一番ですけどね。

酒屋の仕事を親から引き継いで、方向性やら何やら色々と探る中・・・、「どうせ地酒を扱うなら、原料の酒米から仕込みの全てにいたるまで自分の手で関わったものを扱いたい!」そんな想いがきっかけでした。

「ならば、自分でつくってしまえ!」「うちの田圃で酒米育てて、日本酒をつくるのだ!」「その米で地元の蔵に仕込んでもらって、皆に飲んでもらおう!」「自信もって純塩尻産の地酒と言えるものを目指すのだ!」

田圃の仕事は子供の頃から手伝っていましたから、「なんとかなるだろう!」そんな思いつきと若かりし熱い(笑)気持ち、そこからは勢いだけのほぼ見切り発車に近い状況で『塩尻地米酒』完成への道がスタートしました。

うーん・・・あの頃は若かったなぁ・・・。
米作りと酒造りの「現在」最初の一本が出来るまでの「おいたち」決して珍しい話ではありませんが、日本酒に興味をもってくれる方が少しでも増えてくれればありがたいと思います。