まずは種籾(たねもみ)から

いよいよ田圃も始まります。

緑香村の仕込みが終わってほっとすると
すぐに米作りの準備が始まります。
3月中旬に種籾の手配をし
下旬から作業が始まります。

まずは種籾を水に浸し
約2週間ちょっとかけて「芽出し」をします。
全体的にふっくらとしてくると
小さく芽が出て来まして
水温に注意しながら種まきに備えます。
今年は3月30日に浸水させて
4月16日に種まきをしたので
17日間かけて準備をしたわけです。

種まきは育苗箱に土を敷いて
種籾を均等に撒き
もう一度土をかぶせるんですが
これで約半日。
昨日の画像が種籾を撒いた状態です。
田圃の端に苗床を作っておき
育苗箱をズラーっと並べ
(今日の画像がその状態です)
小さいビニールハウスを作って苗間の出来上がり。
土が乾かないように注意して
数日すると黄緑色の芽が伸びて来ます。
この時期はまだまだ
朝晩急に冷え込んだりするので
保温マットをかけたりして
なかなか気を遣うんですが

今年はまあまあ順調に育っている感じですね。
まだ出揃ってはいませんし
ところどころ1センチ位伸びている程度ですが
もう数日すると全体的に揃って伸びてくるでしょう。

例年5月中旬に田植えをしますので
約1ヶ月間
苗間に水を張ったり
ビニールを開けたり閉めたり
田植えの頃ちょうど良い長さに育つよう
子守の日が続きます。
こういった作業や観察眼は
ベテランの母が見極めて判断してくれるので
なかなか頼もしいんですね。

急に温度が上がりすぎると葉が焼けてしまったり
低すぎると生育不良になったり
田植えが済むまでは気を遣いますが
ちょっとずつ伸びてゆく様子を見るのが
楽しみな日々が始まりました。