美山錦・稲刈り後

先週末から
世は5連休のシルバーウィーク。

お天気も良く
各地賑わったようですが
相変わらずの通常営業でございましたよ。
連休中遠方からお越しの皆様
有難うございました。

さて
我が田圃の美山錦
9月14日に稲刈りが終わりました。

その後

乾燥

玄米調整

一旦農協へ出荷

等級検査

農協倉庫で保管

というトコまで来ています。

まず収穫量ですが
玄米で1,770kg(30kg袋×59個)
ということで
昨年より330kgの減収。
(30kg袋で11個減ですね。)
これにはちょいとがっかり。

まあ昨年は
美山錦作り出してからトップクラスの収量だったので
連続して数量出すのは
なかなか難しいモンです。

過去の収量を見てみると
平均で1,800kgくらいかと思うので
まあ致し方ない数字でしょうか。

とは言っても
昨年との収穫量の違いはなんぞやと
原因も探っておかないといけないので
作業の見直しとお勉強を忘れてはいけませんねえ。

8月中旬までは気候も良く
(高温傾向はここ数年変わりませんが)
生育も順調だったんですが
8月後半~9月上旬が
雨が多く低温日が続いたので
影響はあったかもしれません。

それも含めて思い当たること
ゆっくり考えてみます。

次に等級検査。

特定名称を名乗るには
検査を受けた酒米を使用しなければならない
というルールがあるので
農協で検査を受けます。

美山錦を作り始めてから
10数年になりますが
ほとんどが2等級。

3等や等級外はありませんが
なかなか1等の評価が付かないです。

この辺では
食用米は結構良いお米が取れるのですが
美山錦はなかなか上手く行かない。
気候があまり適さないのか
土が悪いのか
私の作り方がヘタなのか(笑)
何か原因があると思うのですが
なかなか難しいぞと。

でもね

今年は来たよ  久々に。

1等出ました(笑)。

量は残念でしたが
質が少しでも上がったのはうれしいモンです。

ただねえ
これにも理由があるはずなので
考えなきゃぁいけないですよね。

収量が減った
等級は良かった

う~ん・・・超悩ましい。

でも悩ましいからやりがいもあるんでしょうかね。
課題を残して
また来年の米作りに活かしましょう。

これからは
仕込みの時期に合わせ
緑香村用に精米して
美寿々酒造さんに運ばれていきます。

秋も深まると一気に仕込みの季節に向かいます。
今年の美山錦で仕込む緑香村が
どんなお酒になるのか
楽しみな時期がまたやってきます。

9月も後半に入ると
本格的に秋の気配。
お酒の飲み方も変わってくる時期ですねえ。

冷酒
常温の冷や
ぬる燗から熱燗

一本のお酒で色々楽しめるのも
日本酒の良いところでもあります。
この時期お薦めの「ひやおろし」も含めて
いろんな飲み方を楽しんでみてはいかがでしょうか。

またお願いします。