緑香村新酒発売です!

先月から緑香村の仕込みが始まり
今季の新酒が出来上がりました。

ひと月ほど在庫が無い状態で
ショーケースもちょっと寂しかったわけですが
その間足を運んでくださった皆様
電話等でお問い合わせくださった皆様
お待たせして申し訳ございませんでした。

手作業の多い酒蔵は
杜氏さんの技術や感覚
それと技が仕上がりを左右します。

美寿々酒造さんの熊谷杜氏(社長)は
技術は勿論のこと
醪の状態を判断してどう手を掛けるか
その感覚や嗅覚、味覚が激しく鋭い方です。

品評会で賞を取るとか取らないとか
それも大事なことですが
お酒に向き合う姿勢が
出来上がりに反映される
とても良いお酒を醸す杜氏さんなので
毎年出来上がりがとても楽しみです。

さて
今季の緑香村
発売を控えて私も味わってみましたが・・

う   ま   い  !

と しみじみうなってしまった。

なんだかすごいぞ   これ。

アルコール度数は17~18度。
無濾過の生原酒なので
アルコールはちょっと高めですが
それを感じさせない柔らかさがあります。

香りも良いねぇ~。
醪と酵母の香りがフワ~と来て
鼻がくすぐられる感じ。

口に入れてみる。

!!!

生原酒らしいパンチはあるが
バランスがとても良いのだろうか
とてもまろやかな口当たりだ。

米の旨みもしっかりあるし
かといって重すぎず軽すぎず
このお酒の個性が分かりやすい
素敵な味わいにあふれているじゃないか!

緑香村は酸味が特徴なのだが
(私はそこが一番の特徴と思い、一番好きなところです)
その酸味が程よく利いていて
実に爽やかな喉越しです。

日本酒度でいうと+3なので
昨年の+5に比べるとやや低めですが
そのおかげか
まるみのある味わいと
ちょうど良いキレもありという
これ絶妙だわ(笑)。

最初に感じたのが

「やさしい」。

そう
実にやさしさを感じるお酒に仕上がっているのです。

なんだか
理屈っぽいですか?(笑)

なかなか表現するのは難しいですね。
味や香りって
人によって感じ方が違うので
「これが絶対だ!」
とはなかなか言い切れないし
良かれと思ってお薦めしても
期待に添えない場合もあるので
最終的には飲まれた方の好みに
合うか合わないかで判断されてしまうわけですが。

とはいえ
この緑香村新酒は
かなりお薦め出来ると思います。

お客様と
「今年は○○だねぇ」

「去年と比べると○○だねぇ」

などという会話をするのも楽しみなので
また感想など聞かせていただければ
参考にしつつ励みにもなりますので
ぜひお聞かせくださいね。

というわけで
緑香村新酒の
独断に満ちたレビューでございました。

参考にならない
という方は
ぜひ
ご自身で
味わってみてくださいませ(笑)。

またお願いします。